第二回 Can-Can
Summary 2002,4,30 


カンカンを踊っている誰かさん
しおぴー


夫はドライブに行ってくると妻に告げる。妻は夫に家にいて欲しかったが、そんなそぶりは見せずに明るく「わかったわ」と言う。夫が家を出るとき、娘が妻にカンカンを踊ってくれとせがみ、妻ははだしの脚を高く振り上げて踊りだす。その様子がなんとも艶めかしく引き付けられるものがあり、夫は出かける気分が萎えていくのを感じる。実は夫が出かけるのはドライブのためではなく、サラという女に会いに行くためなのだ。そんな時にどうして色っぽくカンカンなどを踊っているのか。アイロンがけや繕い物など、もっとつまらない家の用事でもしていればいいものを。そう夫は思う。待ち合わせのカフェに、女はなかなか現れない。苦労して会う約束を取りつけたのに、女が来なければいいと思っている。だが結局女は三〇分遅れてやってきて、二人は湖にある家へ向かう。夫は女を抱きしめても、女のことを考えることができない。女は夫の心ここにあらずといった態度を訝り、何を考えているのかと尋ねる。夫は「カンカンを踊っている誰かさんのことを考えていた」と答え、女は「奥さんのことを考えてるんじゃないかと心配したわ」と安堵する。

むふふ、なんだか、にやりとさせられちゃいますね。「成人向け」というか(笑) それにしても、男って勝手だなあ。
最後の夫のセリフ中のsomeoneが少しひっかかりました。最初「女」としていたのですが、someoneは性別不明の誰かってことですし。女からすれば「カンカンを踊ってる私のことを考えてたのかしら、うふふ♪」とでも受け取れるような言い方をしているのかなと思い、「誰かさん」にしてみました。


男って・・・
ごえべえ

夫は、「一、二時間ドライブしてくる」と出かけようとしている。彼は画家で普段ほとんど外出しない。
妻は夫を問いただしたりしないで、にこやかに見送る、そのとき、子どもにせがまれ、「カンカン」を踊りだす。
妻はスカートをたくしあげ、裸足の足を思い切り振り上げる・・・
夫は、その妻の姿に気をとられ、出鼻をくじかれる。やっとのことで、待ち合わせにこぎついたサラが来なければいいのにと思ってしまう。
三十分遅れでサラはやってきて、秘密の夏のコッテージへ行き、抱き合うが、夫は気もそぞろ。
サラが「何を考えてるの?」と尋ねる。
「カンカンを踊ってる誰かのこと」と夫は答える。
サラは「なんだ、奥さんのこと考えてたのかと思ってた」
とホッとする。

しおぴーさん
ほんと、「成人向け」ですよね。
男ってやつは、困った動物ですね。
someoneそうですね。「だれかさん」いい表現ですよね。
真似しちゃいそうでした。
あっさり、「誰か」にとどめておきました。
この話、逆に奥さんが不倫相手に会いに行くときだったら、夫がどんなことしてたら、後ろ髪ひかれるんだろうなって、考えました。
ちょっと想像つかなかったけど。




第二回、しおぴーさんが加わってくださいました。残念ながらばきちゃんは、いろんな事情で不参加。
来月は参加してね!
とっても短い作品なのに、この夫婦関係、男について、いろいろ考えました。さて、次はどんな作品かしら・・・

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