第31回 Dog Life Summary 2004.9.,30 |
Dog Life Megumi |
グローバーは妻に自分の過去を話す決心をした。 過去の彼はイヌだった。 イヌだった頃の幸せだった思い出や、家畜化された悲劇的な側面、雌イヌとの淡い恋愛の数々を語った。 イヌだった頃の彼は、イヌとしての習性・行動に違和感や恥じらいを感じ、いつか今の自分になるという予感があったということを話した。 彼は話し終えてから、自分は話しすぎたのではないかと後悔した。しかし、彼は自分がイヌであったことが本意ではなかったということを妻に理解して欲しかった。だから、この逸脱した行為は必要性から生じたのであって決して悲劇的なことではない(と彼は思った)。 妻はいつの間にか眠っていた。 彼は過去を語ったことについて、今や正しいことをしたという自信に溢れている。 今後この件を語ることはないだろう。なぜなら毎日の生活において、このような話題は、感情的になってお互いの関係を危うくするという過失がつきものだからだ。 ------------------------------------------------- such aberrationsを私はすぐ前の「イヌだったこと」を指してるのかと思っていたのですが、これは「彼が話しすぎたこと」を指しているというふうに解釈しなおしました。
|
犬だった生活
ごえべえ |
グローバー・バレットと妻はベッドに横たわっていた。彼は妻に自分はかつて犬だったと打ち明けた。コリーで、コネチカットの芝のある大きな家で飼われていた。犬の生活は快適で特に秋は最高だった。飛び跳ねたり、吼えたり、消え去った先祖の徴を捜し求めたり、いろんな香りに興奮したり。 妻は、「愛した犬はいたの?」と尋ねた。彼は、いろんな犬と交わったことを話した。「もし、かつて犬だったのなら、また犬になることもあるんじゃない」と妻は聞いた。彼は、犬であり、公衆の面前で交わることに気まずさを感じ、飼い主のわけのわからない笑いに怯え、犬であることが耐えられなくなり、今の自分があるので、もう犬になることはないと話した。 彼が話し終わり、妻が話すのを待ったが、妻は眠ってしまった。彼は妻に打ち明けたことを最初は後悔したが、今は正しいことをしたと満足だった。きっと明日の朝、目覚めたとき、二人見つめあい、何事もなかったように暮していくだろう。彼が犬であったことは、もう二度と話し合うことなく。
|
犬の暮らし shio |
ある夜のこと、グローバーは隣に横たわる妻のトレイシーにこう切り出した。「話したいことがある。実は君と出会う前、僕は僕じゃなかったんだ」 「どういうこと?『あなたじゃなかった』って?」 「昔、僕は犬だったんだよ」 「いぬ?」 驚く妻に、グローバーは自分がかつてコリーだったことを話した。 犬として過ごした日々。それはそれで幸せな日々だった。秋、とりわけ秋の夜の楽しかった思い出、数々の恋、もちろんいい思い出ばかりではなかったことも。 「犬だったことがあるのなら、また犬に戻ることもあるんじゃなくて?」 「多分それはないよ。犬だった頃、僕は犬としてのいろんなことに気まずさを感じていた。そして、いつかこうなると思っていたんだ」 すべて話し終えると、グローバーはトレイシーが何か言ってくれるのを待った。しゃべりすぎたのではないかと感じながらも、自分が好きで犬に生まれたわけではないことを妻はわかってくれると期待していた。 ふと見ると、トレイシーはもう眠りに落ちていた。 明日の朝、二人はいつものように目覚めるだろう。そして、今まで通りに暮らしていくだろう。この話題を二度と口にすることなく。 ---------------------------------- すみません、また遅くなりました。 後半確かに難しいですね。いつものことですが、わかんないとこは適当に流してまとめちゃってます
(^^; |
|
|
|
単語/勉強会HOME/掲示板/おすすめ洋書 |
お勧め辞書 Longman Dictionary of Contemporary English /American Heritage College dictionary/Colins COBUILDのCD-ROM/小学館ランダムハウス英和辞典CD-ROM/世界最大!100万語収録CD-ROM英和和英辞書『英辞郎』 お勧め辞書サイト Bartleby com/インフォシーク英和辞典/RNN時事英語辞典/Dictionary com/LYCOS:ディクショナリィPowered By バビロン |