第六回 Twirler
Summary 2002,8,31 


バトントワラー
しおぴー


私は六歳でバトンを始め、数々のコンテストで優勝してきた。高校時代には四度目の全国大会のタイトルも取った。絶頂期だった。ところが、悲劇が起きた。乗馬中の事故で左手がつぶれ、使い物にならなくなってしまった。
 世間ではバトンはくだらないなどと思われているが、それは違う。バトンを空へ投げる時、心も一緒に空へと向かうのだ。バトンは神のいる場所へ自分自身を投げ上げる作業だ。冬の最初の日、バトンを回す。バトンはその鋭い刃で手を傷つけ、滴った血が神を地上へと導く。バトンと共に舞っていれば、空から地上に現れた神を見ることができる。積もった雪の上の血。白に赤。それがどれほど素晴らしいか、想像できるまい。
 私は手がつぶれたおかげで真にバトンを知ることができたのだ。
 さあ、あなたにこのバトンを渡そう。バトンは人生における重荷、困難そのものだ。

♪ 難しかったです。何だか抽象的で。
「神」が絡むと、急に自分の読みに自信がなくなります。
日本人らしく、「万物に霊が宿る」とか「八百万の神」に違和感のない私は、「唯一絶対の神」というキリスト教の神が出てくると、どう話をとらえていいのか、わからなくなってしまう。
みなさんのサマリー読む前にさっさとUPさせてもらいました(~_~;)
みんなの読んじゃうと、自分のアラやら間違いが目に付いて、いつまでたっても書き込みできなくなっちゃうんですもん〜。

バトントワーラー
ごえべえ

六歳の時、母がほうきの柄を切って、バトンを作ってくれて、それでバトンを始めました。その後、母が競馬を当てて、バトンの教室に通わせてくれるようになりました。ハイスクールの時には全国大会で四度優勝しました。
 あのチャーレン・アン・モリソンだって、私の年齢で四度も優勝したことはありません。(これもしかして空中四回転かな?)
 でも、乗馬の事故で私の手はつぶれてしまい、もう高いレベルでのトワーリングはできなくなりました。でも、それで得たものもありました。バトンを回し、空中に投げると土砂降りの雨の中ならバトンがワイパーのようになりるんです。そして、自分の中身が空高く舞い上がり、神の顔を見ることができるのです。そんなの嘘だと言う人は、バトンをやったことのない人です。
 寒い雪の日、バトンを高く飛ばすと、手に戻ったバトンは手をズタズタに引き裂きます。その血潮が神を呼び、バトンと一緒に体は地についたまま空に飛び出せるのです。そして神を見出せます。
 六歳のときからバトンを始めたけど、手をいためて初めて、本当のバトントワーリングを知りました。 
 さあ、私の銀のバトンを置いていきましょう。これを持って行きなさい。重荷にもなるかもしれないけど、神に近づく手段でもあるのよ。


ああ、ごめんなさい。長くなりました。しかし、I finished fourth in nationalsってとこひっかかりました。四位なのかなって思ってたんですが、しおぴーさんは四度めって・・・でも、その有名な人でさえもやったことないって、書いてあったから、四回転とかなのかなって・・・バトンの得点のつけ方でfourth overallってのがあったんですが・・・
はっきりとはわかりませんでした。
少々哲学的ですね。この作品。


バトントワーラー
shio
私は六歳の時、バトントワリングを始めたの。いくつかの大会で優勝もしたわ。そして私は、天国と地獄を経験したの。乗馬中の事故で左手がだめになり、高度な技ができなくなってしまったのよ。
でも代わりに、見えるようになったものもあるわ。
バトンを空に投げ上げると、私も一緒に高く上っていくの。身体は地面の上にあっても、心は空高く舞い上がっているの。
バトンをやったことがない人にはわからないだろうけど、バトンを投げることは、自分自身を神の前に投げ出すようなものなの。
冬至の日、バトンを空に投げ上げて、落ちてきたところを受け止めると手は傷だらけになる。その血の雫が地面に神の姿を描き出し、バトンと共に空に上ればそこに神を見ることができるのよ。
私は六歳の頃からバトンをやっているけど、左手がだめになって初めて、真のバトントワラーになれたの。神の姿を見られたのだもの。
私のバトンをここに置いていくわ。辛い重荷になるかもしれないけど、あなたのために置いていくわ。


それにしても、初めてサマリー書いてみたけど、難しかった。特に、しおぴーさんも書いてるけど、「神」がからむとわからない部分が多いです。。
(それ以前に英語力に問題があるという話も.. (^^;  finish fourth とか、わからないところは結構とばしてるし)


今月はshioさんが初参加! やった! 三人のサマリーが出て、なんだか賑わいがあり嬉しいです。さて、この課題、少々難物でした。
略された言葉もあったりして、一度読んだだけでは、すんなり頭に入りませんでした。でも、バトンのこと考えたこともありませんでしたが、何事も極めるというのはすごいことだと思いました。それは、鍛錬して成された技術という点ではなく、次の次元への昇華と呼ぶべきことなのかもしれませんね。
英語もそれくらい極められたらいいんだけどな。

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