疲れすぎて眠れぬ夜のために
内田 樹(うちだ たつる) 1950年東京生まれ。神戸女学院大学教授。東京大学文学部仏文科卒。都立大学大学院博士課程(仏文専攻)中退。 エッセイ。 「ワンランク下の自分に」「ほんとうの利己主義とは」という出だしの二つのエッセイで心をぐっと捕まれた。 いつもワンランク上の自分を目指していたら、疲れ切ってしまう。簡単に幸福感を得られる方がいいと著者は語る。「君の可能性は無限だし、同時に、有限である」という。恋愛でもまだ始まったばかりなのに、相手の愛情を試してばかりいる人がいるけれど、それは、芽吹いたばかりの若葉を足で踏みつけて、これくらいで枯れるようでは本物ではないと言っているのと同じだと。 頑張ることは大切だけれど、頑張り続けてばかりいて、いつも満足感や達成感を得られないのは、馬鹿げたことだと私も思う。 「我慢はしいない」という著者の姿勢も大賛成!