2009年4月23日、京都甲南会の幹事、振本雅夫さんにお誘いいただき、芸者でボーカリストでもある真箏さんと、甲南会の後輩と三人で案内していただきました。
振本さんご自身が修繕された町屋は、映画やドラマの中でしか見られないような、昔ながら(だと思う)の町屋でした。
ガラガラと格子のガラス戸を開けたら、土間にはたくさんの版画や小さなオブジェ(?)が所狭しと飾られていて、昔と今の入り交じった不思議な空間に足を踏み入れたような感覚がありました。
入り口の左側の引き戸を開けると、そこに、もう雛人形が飾られていました。(ご親戚のもの)
玄関から奥までつづく土間を中に入ると、二階まで吹き抜けになっていて左には座敷、右側は塗り壁。
靴を脱ぎ、座敷にあがると、こないだの京都甲南会に振本さんが連れてこられた、ドイツの大工さんの似顔絵!
彼ら二人は去年の11月から、ここ、アリサ・ハウス・ミュージアムに滞在されていたそうです。
お座敷の片側は襖があり、そこに階段が!
階段をのぼったら、そこは、所狭しと飾られた可愛い小物たちと雛人形がありました。
明治時代、江戸時代から振本さんの奥様、お嬢さんが受け継がれてきた雛人形、そして、雛祭りに遊ぶ、小さな茶道具や雛膳、ままごと遊びや人形遊びに使うような小さな木でできた食器や家具や道具、などでいっぱいでした。
江戸時代(150年くらい前のもの)の立ち雛というのは、見たことがありませんでした。立ち雛と言えば、紙でできた壁に飾るものしか知りませんでしたが、ちゃんとした顔があって、着物を着ている人形でした。
雛人形もちいさな道具もみんなじっくりたっぷり時間をかけて見たかったのですが、用があり、ゆっくりできなかったのが残念でした。
一階に降りてから、振本さんに出していただいた珈琲のカップは、湯飲みに取っ手をつけられたもので、皿も湯飲みとはセットのものではないとのこと。
アリサ・ハウス・ミュージアムにあるものは、どれもこれも珍しい素敵な品物ばかりでした。
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アリサ・ハウス・ミュージアムは2005年に家庭画報でも紹介されたそうです。千本丸太町通りの西南側を少し入った場所にあります。
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