書店で見かけたとき、そのタイトルに惹きつけられた。一体どんな話し方なんだろう？　と興味がわいた。購入はせず（ごめんなさい）、図書館でその日のうちの予約した。それが９月。とても人気があるようで借りられたのは年末になってからだった。
著者は元アナウンサー。現在は話し方のセミナーを開いたり、相談に乗る会社を経営。表紙の写真を見ると、著者は若くて魅力的な女性。
「おはようございます、を『ソ』のトーンで言ってみる」や、「３倍のテンションで話す」「説明するのでなく、描写する」、「具体的な数字を言う」など、最初の方にでてくるものは、新鮮で説得力があり、さっそく真似してみようと思った。
しかし、中盤以降は、ほとんど私が幼い頃からやってきた習慣ばかりだった。
そして、それらは、多くは傷つき、もうこれ以上はしないでおこうとつい最近になってやめたものもあった。
だから、読むのが辛かった。
読後、一週間近く経った今になってみると、やめてしまった習慣は、私の期待が大きかったせいだと気づいた。
上月マリアも書いていたが、人とのつきあいは腹五分目。多くを期待してはいけない。
ただ、誘うのは私ばかりとか、誕生日祝いの電話を掛けたりメールを送ったりするのは、こちらからばかり、これは、返って相手に迷惑ではないだろうかという理由もあった。
人生も半ばを過ぎたのだから、期待はせず、相手に迷惑がられない程度のやり方を見極めるべきなんだろう。
さて、中だるみはしたものの、後半は「うん、うん」と頷き納得しつつなるほど！　と感心しつつ読めた。
少し、ここで紹介する。

以上、この６点を重点的に今年は気をつけて発言や行動をしていこう！（読了　2012年1月9日）