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自宅読書会「話のつづら」全課題
(2010.1〜)
2010/2011/2012/2013/2014/2015
1999年4月から読書会を始め、読んできた課題です。これから、徐々にメンバーで課題の評価を入れていこうと思っています。また、2009年3月にまる10年になりますので、そのときには、10年間で一番、心に残った課題として、メンバー全員がそれぞれ感想を書こうと計画しています。 |
課題 | 内容 | 評価 | |
1月 | 「悪人」 吉田 修一 | 生命保険会社の外交員、石橋佳乃は三瀬峠で絞殺された。大学生の増尾圭吾の失踪。理容店主石橋佳男、フェリー乗り場に幼児の時に置き去りにされ祖父母に育てられた清水祐一。そして紳士服販売店勤務の光代。 | |
2月 | 「生命の木の下で」 多田 富雄 | 免疫学者の著者のアフリカの旅や、日記、能について、etc | |
3月 | 「ホテル・ルワンダの男」 ポール・ルセバギナ 堀川志野舞 訳 | 1994年4月にルワンダ大統領の専用機が撃ち落とされ、ルワンダ大統領とブルンジ大統領が死亡してから、100日間に80万人の命が奪われたとき、ホテル・ミル・コリンで1200人以上の人をかくまった総支配人であった著者。 | |
4月 | 「一枝の桜 日本人とは何か」 フセワロード・オフチンニコフ | 昭和30年代に日本の特派員だったロシアの記者のエッセイ。 | |
5月 | カニグズバーグ作品を読む(右京中央図書館) | ||
6月 | まど みちお | 「ぞうさん」「やぎさんゆうびん」などでおなじみの詩人。去年で100歳。どんな詩集を読んでもOK。 | |
7月 | 村上由佳 「約束」 | ||
9月 | 塩野 七生 「緋色のヴェニス」「銀色のフィレンツェ」「黄金のローマ」 |
ルネサンス歴史絵巻三部作。「緋色のヴェネツィア ―聖(サン)マルコ殺人事件」「銀色のフィレンツェ ―メディチ家殺人事件」「黄金のローマ ―法王庁殺人事件」とそれぞれ副題がついている。 | |
10月 | 「春の数えかた」 日高 敏隆 | 2009年に亡くなった動物行動学者、京大名誉教授のエッセイ。 | |
11月 | 米原万里作品を語る! | ||
12月 | 「泥流地帯」 三浦 綾子 | 大正期、北海道上富良野の小作農一家の話。 | |
1月 | 「日本国憲法」 | ||
2月 | 「京都、オトナの修学旅行」 赤瀬川原平 |
金閣寺・銀閣寺・清水寺・二条城・待庵・樂美術館などをまわり、京都に20年以上、住む私も知らなかった部分、魅力が紹介されている。 | |
3月 | 「ふたつの家のちえ子」 今村葦子 |
まだ小学校の給食が始まった居なかった頃のはなし。祖父母と暮らすちえ子が母や双子の兄、姉、妹と暮らすようになりたくましく成長していく。古き良き日本の暮らしがぎゅっとつまったお話。 | |
4月 |
「しずかな日々」 椰月美智子 |
野間文芸賞、坪田穣治文学賞受賞作。小学5年生の男の子が主人公。 | |
5月 | 「食堂かたつむり」 小川 糸 | 母の家に失意で戻った倫子は熊さんの助けを借り、念願の食堂をオープンする。おとぎ話のような、おいしそうな料理がいっぱい出てくるお話。 | |
6月 | 「ある小さなスズメの記憶」 クレア・キップス 梨木香歩約 | 第二次大戦中にイギリスの一人暮らしの女性がスズメの雛を拾い、11年に渡り、一緒に暮らした記録。 | |
7月 | 「小さなおうち」 中島京子 | 東北から出てきて、昭和初期から東京で住み込みで女中をしている女性が話し手 | |
9月 | 「きみの友だち」 重松清 | 小学4年のとき、下校のとき交通事故に遭い、松葉杖になった恵美、腎臓が悪い由佳、恵美の弟のなんでもできるぶんちゃん、ぶんちゃんを負かしたモトくん。 | |
10月 | 「ちいさいモモちゃん」松谷みよ子 | ||
11月 | 「野口体操からだに貞(き)く」 野口三千三 | ||
12月 | 「驟り雨(はしりあめ)」 藤沢周平 | 短編集。 | |
1月 | 「倚りかからず」 茨木のり子 | 詩集。 | |
2月 | 「トラや」 南木佳士 | 病院に勤める内科医。家にやってくる親子の猫。親猫がいなくなり、子猫二匹を飼うようになる。内科医はやがて鬱病に苦しむようになる。 | |
3月 | 「困ってるひと」 大野更紗 | ||
4月 | 「プリンシプルのない日本」 白州次郎 | ||
5月 | 「困ります、ファインマンさん」 R.Pファインマン |
ノーベル物理学賞受賞者。一度も暮らすことなく亡くなった妻とのことや、日本訪問時のこと、マンハンタン計画時のこと、チャレンジャー爆発調査についてなどエッセイ。 | |
6月 | 「水は答えを知っている」 江本 勝 |
水に様々な言葉を見せて結晶にすると、ネガティブな言葉には、くずれた結晶、愛、感謝などには美しい結晶を作る。 | |
7月 | 「嵐が丘」 エミリ・ブロンティ | キャサリンとヒースクリフの物語。 | |
9月 | 「私小説」 水村美苗 | 中学生のときにアメリカに移り住み、日本を思い、日本の小説をこよなく愛し、英語やアメリカに背を向けて暮らす孤独。 | |
10月 | 「猫を抱いて象と踊る」 小川洋子 | 小学校のプールで見つけた水死体。その死体がきっかけでバス会社の寮に訪ねて行き、チェスを覚えた少年。こじんまりとしているけれど、深い味わいとぬくもりのある変わらぬ愛情に満ちた生活。 | |
11月 | サラの鍵 タチアナ・ド・ロネ | 1942年7月パリでユダヤ人一斉検挙が行われ、何千人というユダヤ人が競技場に何日間も閉じ込められ、後に収容所に送られた。両親と離れ離れになりながら脱走した少女サラ。そして弟を守るために納戸に閉じ込めたその鍵。 | |
12月 | 河合 隼雄 「こころの処方箋」「心の扉を開く」 | 「ふたつよいこと、さてないものよ」という呪文のような口癖。常識を書いただけという内容。うなずきながら噛みしめながら心にじんわり広がる心地よさ。 | |
1月 | 「永遠の0(ゼロ)」百田尚樹 | 祖父と思っていた人は、血のつながらない祖母の二人目の夫だった。母の父親である実の祖父は特攻隊で亡くなっていた。戦後60周年の企画を兼ねて、ライターの姉に促され、亡き祖父の戦友にインタビューする。ゼロ戦にまつわる様々なエピソード。 | |
2月 | 「笑うカイチュウ」「脳はバカ、腸はかしこい」藤田 紘一郎 | 免疫学者のエッセイ | |
3月 | 「トムは真夜中の庭で」 フィリッパ・ピアス | 児童文学の名作 | |
4月 | 「マザー・テレサ愛の贈り物」五十嵐薫 「マザー・テレサ語る」ルシンダ・ヴァーディ | ||
5月 | 「きことわ」朝吹真里子 | 芥川賞受賞作。25年ぶりに再会した貴子と永遠子は葉山の別荘をかたづけつつ、思い出や今は亡き貴子の母、春子のことを語り合う | |
6月 | 「しろばんば」井上靖 | 大正初期、湯河原で暮らす洪作。家族とは離れて曾祖父の妾であったおぬい婆さんと土蔵で暮らす。井上靖の自伝的小説 | |
7月 | 「とりつくしま」 東 直子 | 死後、思いを残しているものは何かにとりつくことができる。連作短編集。 | |
9月 | 「下流志向」内田 樹 | ||
10月 | 「闇の子供たち」 梁石日 | ||
11月 | 「クラバート」プロイスラー | ドイツ児童文学の傑作 | |
12月 | 「坊っちゃん」「三四郎」 夏目漱石 | ||
1月 | 「鳥のいない空」 ステラ・ミュラー・マディ | シンドラーに助けられた少女 | |
2月 | 「桜の縁し(さくらのえにし)」 浅山泰代 | ||
3月 | 「フラニーとゾーイ」 サリンジャー | ||
5月 | 時間上手の暮し方 金子由紀子 | ||
6月 | 京都インクライン物語 田村喜子 | ||
7月 | |||
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