脚本　宮藤官九郎
出演　阿部サダヲ、竹内結子、いしだあゆみ、瑛太
何度見ても、笑えて泣けるハートウォーミング・ホーム・コメディ。
子どもの頃、両親が離婚して、父に連れられ父の友人のハムカツ屋の家で暮らすことになった山ちゃん。離婚のとき母のお腹にいた弟とは一度もあったことがなかった……
これでもか、これでもか、というぐらい人のいい山ちゃん。そしてそのはけ口。
デブだったハムカツ屋の出戻り娘の徹子、漫才師として売れっ子になっている弟。
強烈な個性の父。
ストーリーも登場人物もなにもかも文句なしに面白い。

監督　黒沢清
出演　役所広司、萩原聖人
今までこれより怖い映画は見たことがない。見終わった後も恐怖感がずっと続いていた。友人は「一体、あの映画なに！　なの怖さ！」と頬を抑えて身震いしていた。
韓国映画でこの映画のパクリらしきものがあった。
タイトルがCureなので、人は死ぬことで癒されるということなんだろうか？

本木雅弘主演
銀行強盗の防犯訓練の犯人役になった警官、平田は真剣に犯人役を務める。
すんなり訓練を終えようという上司の目論見を水の泡にして、訓練は終わらない。
一体、どうなるんだろうかと最後までワクワクしながら見た。

原作　群ようこ
出演　小林聡美、片桐はいり、もたいまさこ
フィンランドに食堂を開店したサチエ（小林聡美）、ガッチャマンの歌のフルコーラースを教えてくれたミドリ（片桐はいり）、フィンランドに旅行に来て荷物を紛失したマサコ（もたいまさこ）の三人が織りなす、ゆるくて不思議であったかい物語。

監督 井筒和幸
出演　 塩谷瞬、 沢尻エリカ、 高岡蒼佑（現：高岡蒼甫）、 小出恵介、 波岡一喜、 尾上寛之、 オダギリジョー、 ケンドーコバヤシ
読書会の友人が「もう井筒、映画、作らなくていい！」という井筒監督最高作品だとどこかネットに書いてあったとはなしてくれた。こりゃ、見てみなきゃと思っていたところ、右京ふれあい会館で上映会プラス井筒監督の対談が催されることになり、読書会仲間で見に行った。
1968年の京都が舞台。喧嘩のシーンは実際にあったケンカをもとに作られたそうだ。そして、冒頭のバスひっくり返しも実際に起こったらしい。
「パッチギ」 は「頭突き」とか「突き抜ける」という韓国語らしいが、私にとっては「パチキ」のことだと思っていた。中学生の頃、よく「パチキ入れたろか！」と男子が怒鳴っていた。それは、「頭突き」ではなく、「コンパチ」（指をOKの形にしておでこでパチンといわせる）のことだと思っていた。
河内で生まれ育ったので、在日の同級生たちはたくさんいた。在日の子たちは私たちとは違って少し遠慮がちなような気はしていたが、目に付くイジメなんかはなかった。
「パッチギ」 に出てくる朝鮮学校と地元高校の対立は過激だ。
ビー玉を使ったり、おしっこをかけたり……。
そんな争いの中、朝鮮学校の女の子に恋する主人公。
その核になっているような「イムジン河」という歌は象徴のようだ。国にも国境はあるかもしれないけれど、人と人、心と心の間にも境界線みたいなものがある、そんな風に感じた。
ファンキーな住職（？）役のオダギリ・ジョーやくず鉄屋のオヤジ（都はるみのレコードをつぶれかけたプレイヤーでかける人）など、それぞれ個性豊かな登場人物がいっぱい。
沢尻えりかは初々しく可愛い。この映画を見たときは、まださほど人気が出ていなくて、後々、お騒がせ女優のようになるとは思いもしなかった。

セックス・アンド・ザ・シティ　シーズン1/2/3/4/5/6
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